【あらすじ】外資系企業に勤める一紘が新しい上司として紹介されたのは、高校時代の親友・鷹岡だった。昔、彼から熱烈な告白をされ、困った挙げ句「お前が俺より男として上になったら…」とうやむやな返事をした一紘。今や非の打ち所の無い男になった鷹岡は「約束は守った。お前は俺のものだ」と猛アタックを仕掛けてくる。デート→同居→Hと、鷹岡のペースに流されまくる一紘だけれど、切ないほど真摯に愛を囁く鷹岡のことが、気づけば頭から離れなくて…。
【感想】久しぶりにあらすじに惹かれて真上寺さんの本を手に取ったのです。昔は結構好きでデビューからは殆ど購入してたんですけどね・・・。
最初の感想は・・・攻めの慶志朗・・・うそ臭い・・・。って思いながら読んでました。
お話的には結構よくあるパターンのお話かな?とは思いますが、そこはベテラン作家様なので安心して読めました。 なんせ、最初がうそ臭い〜!から、始まって、ありえな〜い!なんて思ってたんですが、一紘、流される・・・流される・・・どこまでも・・・。
再会ラブものですが、なんせこの慶志朗!帰国子女ですんで、結構求愛もとんでますね。
これが外人とかだったらそんなに気にはならないんですが、見た目日本人ですから、違和感ありまくり!
だったはずなんですが、この慶志朗結構、可愛い「あ〜、本当に一紘が好きなんだなぁ〜」って思わせる所が結構あって、読みながら微笑ましくなりました。なので結構満足感はある1冊でした。
ただ一つだけ、納得いかなかったのが最後のH突入シーン!あれだけ熱烈な求愛をしていたにも関わらず、想いが通じあったとたんの、意地悪なこと!あそこは意地悪にするんじゃなくって、愛情たっぷりに突入して欲しかったなぁ〜って思いました。
まぁ、体中余す所なくお印をつける当たりは愛情たっぷり感を感じましたが・・・。
一紘はこれから週末ごとに、慶志朗の変態妄想ランキングに付き合わされるんだろうなぁ〜っていうのはちょっと読んでみたい気がしますね・・・。
お気に入り度:★★★
挿絵度:★★